室内犬の誤食となる11の危険と防ぐ10のコツを知り愛犬の命を救え!

犬の誤食時の対応方法は全飼い主が知るべき知識 飼育

室内犬を飼育する上で多い事故が誤食

本来食べてはいけないものを口にした結果、胃を腐らせたり腸をズタズタにしてしまうことも少なくありません。

その結果

「愛犬がずっと苦しんでいて見ているのがつらい
「いきなり苦しんで死んでしまった…」
「一命はとりとめたけど治療費が非常に高くなった…」

なんてことも。

そんなことにならないよう、室内犬の誤食に関しての対策方法についてしっかり理解しましょう。この内容は犬を室内飼育する上で飼い主が知らないといけない義務ですよ。

誤食しやすい犬の特徴は子犬と老犬!

可愛い子犬

すべての犬が誤食をするわけではありません。

誤食をしやすい犬の特徴は「0~3歳までの子犬」と「10歳を超えた老犬

若い子犬の場合、それが食べていいものかどうかわかりません。「安全かどうか」を確認する為に口に入れる事が多いです。小さな子供が何でも口に入れるのと同じですね。

なので「目に入る」「口に簡単に入りそうなもの」ならとりあえず口に入れて食べちゃうのです。もし先住犬や親犬がいるならそのあたりをしっかり教育してくれることもあるのですが…。

では老犬の場合はどうでしょうか?

老犬が誤食しやすい理由は2つ。「ストレス」と「副腎皮質機能亢進症」という病気による食欲増進が多いです。

老犬のストレスは大体が病気によるもの。副腎皮質機能亢進症も併せて定期的に検診を行うほうがいいでしょう。

また、小型犬より中型・大型犬のほうが誤食が多いです。

理由は簡単。中型・大型犬は小型犬より口が大きいから。小型犬では絶対に口に入れられない、食べられないものもペロッと食べてしまうのです。

  • 小型犬より中型・大型犬のほうが誤食が多い
  • 生まれて3年以内の若い犬は誤食しやすいので注意
  • 老犬の誤食は病気が原因のことが多い。健康診断で大部分が防げる
特に子犬の場合、ヤンチャだから色々なトラブルが多いよ。留守にする場合はケージに入れるなどして誤食を指せないようにしてね。

よく誤食させれる&トラブルが多いものと対処方法

よく誤食されるものにどんなものがあるのでしょうか?

基本的には「3歳児の誤食」と大差がありませんが、一部犬特有のものもあります。

小さな部品やおもちゃ

ブロック

よくあるパターンが、家庭に落ちている小さな部品やおもちゃなどを食べてしまうケース。

大きさによってはかなり危険な場合がありますので、一度病院で相談してください。

紙・段ボール

段ボール

床に落ちている段ボールや紙でイタズラをしている途中に、つい飲み込んでしまう事も珍しくありません。

紙を食べたからとスグに悪影響を及ぼすことはあまりないですが、調子が悪いようでしたら病院に相談を。場合によっては手術をして取り除かないといけない可能性も。

ホッカイロ

ホッカイロ

冬に多いのがホッカイロの誤食。

おもちゃと勘違いして遊んでいたらホッカイロが破けてしまい、中身が思わず口の中に…なんてことは珍しくありません。

一般的に使用されている使い捨てホッカイロの中身はどのメーカーも主成分は鉄の粉です。もし誤食しているのを確認したら水を多く飲ませましょう

中身の成分自体の毒性は低いので、少量が口に入ったところでトラブルが発生する可能性はあまりありません。

もし何かしらの症状が起きた場合は病院に連絡の上受診しましょう。

乾燥剤・除湿剤

食べるな危険

お菓子などで「食べないでください」と書かれている乾燥剤や、室内で使用する除湿剤ですが、犬が誤食することは珍しくありません。

これらは素材によって病院へ行くべきかどうかが変わります。

乾燥剤・除湿剤の主成分は「シリカゲル(二酸化ケイ素)」「生石灰(酸化カルシウム)&塩化カルシウム」「クレイドライ(天然粘土)」のどれか。

このうち、生石灰(酸化カルシウム)や塩化カルシウムを食べてしまった場合は今すぐ口を洗い、牛乳を飲ませて動物病院へ連れて行ってください

このタイプの乾燥剤は体内の水分を吸収して高熱を発生させて体内にダメージを与えてしまいます。

「危ないなら吐かせたほうがいい」と感じるでしょうが、吐かせる行為は症状を悪化させる恐れが高いです。

その他2つのものの場合、水などで洗い流してあげれば大きな問題にはなりません。ただ、ちょっとだけ粘膜をやられて調子を崩してしまいます。心配でしたら病院に相談してください。

これらタイプの見分け方ですが、包に「3つのうちどれかの成分名が書いている」ので、まずは確認をしてください。

たばこ

タバコ

人間の場合だと危篤に繋がるタバコの誤食ですが、犬の場合は「飲んだ瞬間に嘔吐する」ので重病になりにくいです。

こちらは一切何もせず、犬の本能に任せて嘔吐させてください。ある程度嘔吐が収まったら病院へ行き、胃に残りがないかなどを確認しましょう。

その間、一切水や食事を与えないでください。もし胃に残留物があった場合、小腸にわたってしまうとニコチンが体全体に行きわたってしまい重病になってしまいます。

重病になりにくいですが症状が落ち着いたらすぐに病院に相談してください

保冷剤(危険)

保冷剤

夏場に犬の体温を下げる為に保冷剤を使う人もいます。その時に正しく管理しないと犬が保冷剤を噛んで食べてしまうことも。

保冷剤の中身はエチレングリコールという物質なのですが、これが犬の体内に入り30分ほど立つと嘔吐・多尿・水を多く飲む・フラフラするといった症状が現れます。更に放置すると腎不全を起こし数日で死亡してしまいます。

厄介なことに、エチレングリコールは非常に甘いので多く摂取されがちです。

もし、愛犬が破れた保冷剤を舐めているのを確認したら今すぐに動物病院に連絡の上、来院してください。休日や夜の場合は夜間動物病院もためらわず使用してください

殺虫剤・防虫剤(キケン)

ゴキブリキャップ

ゴキブリホイホイなどの殺虫剤や服に虫が付かないようにする防虫剤を誤食した場合、今すぐ水を飲ませて動物病院に連れて行ってあげてください

この時、牛乳は飲ませないでください。状態が悪化する恐れがあります。

種類にもよりますが、よだれ、嘔吐、下痢、食欲不振、発作、痙攣、ふらふらするなどの症状が起き、最悪死亡します。

「危ないなら吐かせたほうがいい」と感じるでしょうが、吐かせる行為は症状を悪化させる恐れが高いです。

電池(特にボタン式)(キケン)

ボタン電池

電池を誤食した場合、ほぼ確実に手術が必要になります。そのまま何もせずに病院へ連れて行ってください

電池などを無理やり吐かせようとすると、金属部分が臓器を傷つける恐れがあります。

万が一、誤食したことに気づかずに電池を体内に放置した場合、臓器を腐らせてしまい死亡してしまいます。

愛犬の調子が悪いと感じた場合は病院でレントゲンを受けさせてください。

人の薬(キケン)

薬

人の薬は種類によって症状が変わります。

水や牛乳などを飲ませたのち、飲んだ薬と一緒に動物病院へ相談に行ってください

糖衣錠タイプの薬は特に誤食が多いので気を付けてください。

チョコレート(キケン)

チョコレート

犬が決して食べてはいけない食品のひとつがチョコレート。

チョコに含まれる「テオブロミン」という成分が犬にとって猛毒。一度食べてしまうと嘔吐、下痢、頻尿、興奮、ふらふらするなどの症状が現れます。

ホワイトチョコやミルクチョコなどはテオブロミンが少ないので大事に至らないことが多いですが、ビターやブラックの場合は食べた量が少量でも死亡する可能性が。

チョコを食べているのを確認したら、食べたチョコのパッケージや残ったチョコと一緒に動物病院へ向かってください

早い段階であれば、吐かせたり胃の洗浄をすれば死亡する可能性が減ります。

チョコレートの他にもタマネギを食べた場合も同じ対応を行ってください。

一部の植物(アイビーなどのキク科やユリ科など)(キケン)

アイビー

ガーデニングをしている人は、植えている植物にも気を付けてください。

キク科やユリ科の植物を食べてしまうと、嘔吐や下痢、腎不全などを発症して最悪死亡してしまいます。

早期に病院へ行って吐かせる、胃の洗浄を行うことで致死率を大幅に避けることが出来ます

出来ることならこれら植物を植えないのほうがいいのですが、仮に食べてしまった場合は何も飲ませずに早急に動物病院に連れて行ってあげてください。

誤食が起きた際の対処方法は「すぐに病院に連絡」!

いずれにしても、誤食時の一番確実な対処方法は近くの動物病院に連絡すること

まずは病院に電話し以下の事を伝えてください

<誤食時に病院に伝える事>

  1. 何を誤食したか
  2. いつ頃誤食したか
  3. 現在の症状
  4. 病院へ診断をすべきか?

これだけの情報があれば医師が危険性を理解してくれるので、今すぐ病院に行くべきか判断してくれます。

誤食に気づいた時に大切なのは初期対応。これによって犬の状態が危篤になるかどうかがかかわってくるワン。あと治療費も安くなるよ。時間がたてばたつほど犬の状態もお金も悪化しちゃうから、迅速な対応をしてほしいワン。

誤食を防ぐ方法はあるの?

主な対応方法は以下の通り

  • ガーデニングをしているなら植えている植物を変える
  • 台所には入れない
  • 床や椅子の上などの低い位置に誤食しやすいものを置かない
  • 薬は専用の薬箱に入れて管理
  • タバコは吸わない
  • 床に置くタイプの殺虫剤は使用しない
  • ゴミ箱をフタのあるタイプに変える
  • 寝るときはケージに入れる
  • 犬のおもちゃを片付ける際、全てあるかどうか確認する
  • 机の上などに置いてあるものを食べないようにしつけを行う

飼い主は「部屋を綺麗な状態にする」犬は「自分が入っては行けない領域を知る」ことで大部分の誤食を防ぐことが出来ます。

室内犬の飼育には部屋の掃除は必要不可欠。清掃が出来ていないと犬は誤食をしやすいワン。自信がないなら外で飼育するのがお互いの為だワン。

誤食時の治療費は?

誤食時の治療費は症状や状態によって価格が変わります・

誤食した場合、基本的には吐かせる処置を行います。これだけで異物が出て、他に問題がないようなら補助的な処置を含めても治療総額は2万円ほどで済みます。

もし吐かせるだけでは不十分、手術でしかるべき処置をしないければならない場合、手術費だけで数万円。入院費やその他も含めると10万オーバーする事も珍しくありません

これら費用は経済的に大きな負担です。可能な限り誤食をしない環境を整えましょう

ケルベロスがまとめる「犬の誤食に関する3つの大切なこと」

  1. 犬は0~3歳まで、小型犬より大型犬が誤食しやすい
  2. 誤食したことがわかったらすぐに病院に連絡を。飲み込んだもの次第では命に係わる
  3. 早期の対応なら吐かせるだけで済むので治療費が安くなる可能性がある。長期に及ぶと手術が必要なので10万以上かかることも。

室内犬のトラブルで一番怖いのが誤食。遊び道具などを間違ってゴクンとしてしまったら、最悪死ぬ恐れがあるほど怖いよ。

とはいえ、普段から「物が正しく置いてありチェックしている」「愛犬が入ってはダメな場所をしつけている」などの対策をしていればある程度は防げるワン。

もし「誤食してしまったかも」と思ったら動物病院に連絡をしてほしいんだ。もし緊急を要するならすぐに対処をしないといけないし、早期対応ならお互いに負担が少なくて済むよ。

常に誤食しないようにチェックしてあげることが、愛犬に対する愛情だよ。

コメント